2019.07.23企業が「持続可能性」を考える事の重要性

私たちひとりひとりは家族や友人、学校、会社のメンバーや取引先、いろんなお店や生産者、地域の中で生かされてる存在であり、豊かな動植物と地球環境の中で生かされてる存在です。
そして、ご先祖様が連綿と命を繋いでくれたからこそ、今の私たちがここに存在できているという事を忘れてはいけません。
私たちがこれからもずっと幸せに暮らしていくには、つまり、持続可能な幸せを実現するには、この考えを大切に感謝を忘れず、守るべきものを守り、自然環境を豊かに維持・回復させる努力を、それぞれがそれぞれの持ち場で出来る限り取り組むことが大事だと思っています。
そして企業というのは、そういった個人の集合体であるのですから、同じような論理・倫理観に従って動くべきだと考えています。
つまり、ここからが超大事なんですけども、
世の中では、個人としては私生活では「絶対にしないようなこと」、理性で考えると「それは社会にとって良くない」と考えることでも、企業の一員になると「お金を得る為には仕方が無い」と割り切ってしてしまう人、そしてそれをやらせてしまう企業が少なくないと思っています。
例えば、「大量生産・大量消費社会は資源とゴミ問題などの観点から良くない」という考える人でも、企業の一員としては顧客先でロスが出ようと自社の製品をいかに多く売るかという事に必死になっていたり、これもお気持ちを表現する為という理由で過剰包装をやめなかったりね。
農家が自家用に無農薬野菜を育てながら、出荷用にはばんばん農薬使うというのもよく聞く話。
もちろんそれらは程度問題ですし、場合によってはそれも全体最適へのプロセスであるかもしれません。
それに企業は収益を上げなければいけませんから、どこかでバランスを取らなければならず、どこで線を引くかはとても難しいテーマです。
でも難しいからと言って「仕方ない」と思考停止しては進歩しませんし、進化も起こり得ません。
持続可能な社会の理想は、お金をほとんど必要としない社会ではないかと思っているのですが、20年後くらいにはそういう問題が解決し始めているという前提で、「お蔭様で」の気持ちを忘れず、社会に対して持続可能な成長を志向する会社が増えていけばいいなと心から願っています。
しっかし、そういうウェイズはどうなのか。
気になる所ではありますね。
まあその話は追々と。
ちなみに、写真は以前のサイトでもメインに使っていた下鴨神社の「糺の森」です。
地元の象徴的な持続可能なシンボルという事でね。
糺の森は、下鴨神社の鎮守の森であり、
都市と隣接し、参拝者とも人の生活とも極めて近い距離にありながら
紀元前3世紀ごろの原生林と同じ植生が認められています。
→参考:「糺の森財団」
