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2018.09.05 [ management ]

危機に対峙した時の心理的傾向

前回の続き
 
 
あってはならん事ですが、
社長であっても、正常性バイアスと現状維持バイアスにやられる事があり、
更に特に従業員の方には他にも厄介な心理的傾向がいろいろとあります。
 
 
例えば、目前に危機が迫ってきているという状況でも、
 
 
「社内の誰も積極的に動いてないし、まだ大丈夫だろう」という多元的無知
 
 
ひどいのは、「他のライバルも動いていないし、大丈夫だろう」というのもありますよね。
冗談か?とも思いますが、古い安定した会社や業界で長く働く社員さんに時折見られます。
 
 
■そして、「他の誰かがやってくれるだろう」という責任分散
 
「あの人が見てくれるから大丈夫」というのもありますよね。
 
 
■更に、「新しい事やって、何か言われたら嫌だし」という評価懸念
 
自己評価が低い場合、技術レベルが低い場合に起こりやすい傾向あり。
 
 
■他にも、「私はちゃんと言いました」「部署が違うし」「私それよくわかってないし」「あの人にお願いしないといけないけど、あの人苦手だし」「残業したくないし」「何か提案すると自分の仕事が増えるだけだし」「給料に反映される訳じゃないし」というのもよく聞くセリフです。
 
 
いずれも、危機の重要性(危険性)が認識出来ていない上、当事者意識が欠如しており、
本人に問題がない訳ではありませんが、
 
それもこれも普段からそういう時にどうすべきかを共有していなかった上司の責任で、
 
結局は、それをリーダーや組織に求めていなかった、徹底できていなかった社長の責任です。
 
 
 
 
ふむ、ではどうすれば良かったのでしょうか。
 
 
もちろん、今置かれているステージによりやるべき事は変わりますが
 
根本的にはやっぱりビジョンを共有して、目標を立て、それが全体最適に適っているかの確認をするなど、ひとつひとつステップをクリアしていく他ありません。
 
日産のカルロス・ゴーンさんも「急ぐことはあっても、プロセスを省略することはしていはいけない。」みたく仰っておりました。
 
 
なので、焦る気持ちを抑え、じっくりと取り組む事が必要です。
 
 
ただ、今目前に迫ってる危機を乗り越えないと深刻な打撃を受けるという緊急事態の時はそんな悠長な事は言ってられず、トップダウンでやるべき事、やらない事を明確にする必要があります。
 
 
トップは、保留・後回しを極力避け、即断即決・即行動しなければなりません。
 
 
現場のリーダーに権限委譲するのもひとつですし、
場合によってトップが現場で陣頭指揮をするのも必要かもしれませんが、
それもこれも即断即決が求められます。
 
 
という訳で、トップダウンで緊急事態を乗り切ったら、改めて基本に立ち返り組織の再構築に取り組みましょう!
 
 
 
 
あ、でもね、危機がいつも目に見えるとは限りません。
 
そういう時にはどう対応したら良いのでしょうか。
 
 
(つづく)