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2018.09.07 [ management ]

危機を察知する努力

そうなんですよね。
 
迫りくる「危機」がいつも目に見えるとは限らないんですよね。
 
 
 
いや、寧ろ目に見える方が少ないか。
 
目に見える状態、つまり誰もがそれを認識できる状態というのは、それがもうだいぶ進行してしまっている事を意味します。
 
 
ですので、危機を回避する為、さらに危機にあってもダメージを出来る限り小さく抑える為、まずはその危機がやってくる前兆を捉えることが非常に重要。
 
 
 
 
そこで知っておくべき基本が、例のあれ、ヒヤリハットの法則。正式にはハインリッヒの法則です。
 
工事現場・建築現場・工場などに勤務している方には当たり前の考え方ですが、知らない方もいるかもしれないので簡単に説明すると、「1件の重大事故の裏には、300ものヒヤリとしたり、ハットする出来事が存在する」という法則です。
 
 
これは今から90年も前、1928年にアメリカの保険会社の調査部にいたハインリッヒさんが統計から導き出しました。
 
 
なので、とりあえずはヒヤリハットを感じたら、これはまずいかもと感じる事。
そして、重大な事故にしない為に何ができるを考える事が大事ですよね。
 
 
 
 
おしまい。
 
 
 
 
いやいや、ちょっと待って。
 
 
台風の事例の通り、危機は何も「事故」ばかりに限りません。
外部環境の変化により、自社・自信が危機に陥るという事も起こりうる訳で、その変化をどう察知するかという事も非常に大事ですよね。
 
 
 
更にですよ、ちょっと言葉遊び的ではありますが、今は逆にヒヤリもハットもほとんどすることがない、変化も挑戦もない環境で仕事をし続けているという事自体がリスクになる時代です。なので、うちの会社もヒヤリハットがなくなったなあと安心してると、また違った重大な危機に気付けないかもしれません。
 
 
 
 
ん~、どうしたらいいのでしょうか。
 
 
 
 
実はハインリッヒさんは、300のヒヤリハットの裏には、更に数千から数万の人間の不安全行動、もしくは環境的要因による不安全状況・状態が隠れているという事も指摘されていました。
 
 
 
別にこの法則で全てを説明する必要もないのですが、
 
 
ハインリッヒさんがこの言葉を使った意図はともかく、その「環境的要因による不安全な状況・状態」というのはひとつのキーワードじゃないでしょうか。
 
 
それを見つける努力をするという事です。
 
 
 
 
その為には「周りの環境的要因」、つまり景気・流行・行政による規制や補助・お客様の行動パターンや消費動向・ライバル社や業界の動向・技術的傾向・メディア情報・町の人の流れ・政治問題や社会問題などについて広く、出来る限り正確な情報を仕入れ、更には自社や自信の状況・状態を出来る限り正確に認識しておく必要があります。
 
 
じゃないと、「環境的要因による状況・状態」を把握することなんてできません。
 
 
 
 
残念ながら、これはちょっと調べれば出来るって代物じゃありません。
 
 
時代は常に変化してますからね。
 
常に学び続け、常に謙虚に自社と自信を見つめる努力が必要です。
 
 
 
 
ほんと自戒を込めて書きますが、一生勉強ですね。
 
 
大変ですが、「不安全状況」を積極的に調べる努力、ご一緒に頑張って参りましょう。
 
 
 
おしまい。